国語は同じ文章を何度も読んでみることで筆者の言いたいことを掴む

文章を読むという習慣が身についていない小学生の子供にとってみると、長文の文章を読むことだけも嫌いということもあります。文章を読むということに慣れていないので、文字がたくさん書いてあるだけで拒否反応がおこってしまうのでしょう。

でも、文章をしっかりと読むということが出来なければ国語の力を身につけていくことは難しいです。いきなり長い文章を読もうとするのはハードルが高いでしょうから、最初はあまり長くない短めの文章から読む練習を始めてみるのがいいでしょう。

文章を読む回数ですが、１回で終わりにしない方がいいと思います。何度も繰り返して読むということをしてみるべきです。文章に慣れていない子供は１回読んだだけではまだ完全に全体を把握しきれないはずです。少なくても２～３回くらいは読み返すべきです。

何度も読むことで、少しずつ子供は読むということが自然にできるようになってくるはずです。これが出来ないと国語文章問題を解いてもあまり効果がないでしょう。

読んだ文章は筆者が何を言いたかったのかを確認することが大切です

国語の問題を解くうえで筆者は何を言いたかったのかということを把握するということが求められます。決して、この文章を読んで何を感じたのかということではありません。小学生の子供の場合ですと、文章を読んだ後に書いてあったこととは全く違う自分の感想ばかりを口にしがちです。

なので、子供が文章を何度か読み返した後には「今読んだお話しは一体何を言おうとしていたの？」という確認をしてみることが大切です。最初は、自分の意見や感想が飛び出してくるかもしれませんが、繰り返し練習を重ねているうちに書いた人の立場になって説明ができるようになるはずです。

国語の文章は全体像をどれくらい整理しながら理解ができたのかということが問題になります。小学生の子供ですと、それなりに長い文章を読んだ後に書いてあった内容を順序立てて他人に説明することが難しいものです。

文章のなかには重要なポイントがいくつか組み込まれていることが多いですが、その重要なポイントを完全に抜け落ちてしまって文章を把握してしまうということがあります。子供が他人に読んだ文章の内容を簡潔に説明できるようになれればそれが理想でしょう。