藤原氏(道長・頼通)と摂関政治について理解しよう

平安時代でもっとも権力を握った貴族と言えば藤原氏です。その藤原氏の中でも一番勢力が強かったのが藤原道長と頼通の親子のときです。平安時代に入ってから貴族は勢力を強めていくことになるのですが、ここまで藤原氏が広大な権力を手に入れることができたのはどうしてでしょうか?

 

まず最初に確認しておきたいことは、奈良時代に三世一身の法や墾田永年私財法ができたことで、土地を私有地として持つことが出来るようになったということです。これが全ての始まりと考えても過言ではないでしょう。

 

これにより、平安時代に入ると貴族や寺院などの多くは荘園を手に入れることが出来たのです。土地をたくさん持っている人が次第に勢力を強めていくことになったということです。そのようななかで広大な荘園を手に入れて平安時代を代表するような権力までもを手にすることが出来たのが藤原氏であって、特に道長と頼通の親子の時代に最盛となったのです。

 

藤原氏は荘園をたくさん持つだけでなく、摂政・関白として政治にも関与します

もちろん藤原氏がこれほどまでの権力を持つようになったのは荘園をたくさん持っていたというだけではありません。摂政や関白という地位に就くことで、ますますその勢力を強めていったのです。摂政とは天皇が幼い時や病気の時などに政治を行うという役職であり、関白とは、天皇が成人後も天皇の代理として政治を行う役職のことをいいます。

 

藤原氏はこの摂政も関白も両方手に入れてしまったということです。そうなってくると、ずっと生涯天皇に変わって政治を行えるということになるのがお分かり頂けると思います。

 

さらに、藤原道長の時代には自分の娘たちを天皇の皇后や中宮とすることで天皇家との血縁関係までも手に入れることになったのです。

 

藤原道長と頼通の繁栄を表しているのが歌と平等院鳳凰堂です

このように藤原道長と頼通の親子の時代はもっとも藤原氏が栄えた時代でもあります。その繁栄ぶりを物語っているのが、道長が詠んだ歌と頼通が建てた平等院鳳凰堂でしょう。

 

道長は、「この世をば わが世とぞ思う 望月の 欠けたることの なしと思えば」という歌を詠んでいますし、頼通は京都の宇治に平等院鳳凰堂という非常に立派な建立物を建造しています。

 

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