小学校の歴史で縄文時代を勉強するときには、人々の暮らし方に注目しながら学ぶことが大切です。まず、日本列島ができたのが今からおよそ1万年前と言われています。そしてそのころから縄目の文様の入った土器を使い始めました。なので、この縄目の文様の土器を使っていた時代のことを縄文時代といいます。
ここで、しっかりと確認しておきたいのが縄文時代の人々がどのような生活をしていたのかということです。縄文時代の人々はけものを獲ったり、魚や貝を獲ったりしていたということです。
縄文時代の人々の生活で注目すべきポイントと言えば、人々が寄り添って共同生活をしていたということです。そして当時の人々が住んでいた住居が竪穴住居なのです。
皆で寄り添って生活をしていたのですが、まだ身分や貧富の差がなく、平等な社会であったというのも縄文時代の特徴ですので、しっかりと整理して覚えておくといいでしょう。
縄文時代の人々が使っていた道具はしっかりと整理して覚えておく必要があります。
まず、石器ですが、磨製石器を使っていました。旧石器時代には打製石器を使っていましたので、しっかりと区別して理解するようにしましょう。
次に、土器ですが縄文時代の大きな特徴として土器を使い始めたことが挙げられますので非常に重要です。縄文土器は黒褐色で縄目の文様が入っているというのがポイントになります。土器の特徴については弥生土器と対比する問題がでますので、しっかりと違いを確認するようにしてください。
最後に骨角器です。これは動物の骨や角で作った道具です。やじりやぬい針などが使われていました。
縄文時代の遺跡として有名なのが青森県の三内丸山遺跡と、東京都の大森貝塚です。この2つの遺跡が物語っていることと言えば、人々が共同生活をおこなっていたことが分かったということです。
まず、三内丸山遺跡ですが、青森県にあります。しっかりと日本地図上でも位置を確認しておくようにしましょう。この遺跡では、大集落が見つかっています。
そして、東京都の大森貝塚です。貝塚とは当時の人々が使っていたゴミ捨て場という意味です。皆で共同生活をしながら、ゴミ捨て場を作っていた様子を思い浮かべると覚えやすいでしょう。